校長あいさつ

「高き理想に先駆け、時代を超えて創り進む」生徒とともに

 ~ 開拓から進化へ ~

                                                                                          いわき光洋高等学校長  猪股 一教

 

 令和6年4月に着任しました校長の猪股一教です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 福島県立いわき光洋高等学校は、21世紀を担う有望な人材を育成するため、地域の要請と大きな期待を受け、いわき市内郷綴町の地に平成5年4月全国初の全日制単位制高等学校として創設されました。平成16年4月に現在のいわき市中央台に新築・移転し、今年で創立32周年を迎えました。今後、ステージは開校時からの「開拓」から「進化」へシフトアップしようと取り組み始めたところです。

 本校は、県下有数の教育環境を誇るとともに、単位制の特色を生かした多彩な教育内容を持ち、生徒のほとんどが大学進学を目指す清新さ溢れる高等学校です。部活動においても、野球部、吹奏楽部、放送部等、県内屈指の実績を誇る部活動を多数擁し、校内は、生徒が生き生きと躍動する姿に溢れています。「自主」「自律」「自学」の「三自の精神」の校訓の下、生徒一人一人に高い理想を持たせ、高校3年間で自己実現に向けて逞しく生きる力を身につけさせるべく全校を挙げて取り組んでいるところです。

 さらに、県教育委員会により策定された「県立高等学校改革後期実施計画」においても、いわき地区において2校のみの「進学指導重点校」として位置づけられております。本校が実践してきた少人数教育等のきめ細かな指導や、高大連携を含めた多彩な教育活動に対する地域の期待はますます高まっており、その期待に応える責任を痛感しているところです。なお、「福島県教育委員会教職員働き方改革アクションプラン~みんなで変わろう!変えよう!子どもたちの未来のために」に基づき、本校でも教育環境がさらに良いものとなるよう鋭意工夫しながら取り組んで参ります。今後とも保護者の皆様、地域住民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 

 これまで、5163名の優秀な人材を輩出して参りました。本校に学んだ同窓生は、地元いわきはもとより、全国各地・各界で広く活躍され、社会の重要な一翼を担うとともに、家庭人としても立派にその責を果たし、社会の繁栄と発展に大きな貢献をされております。今後とも保護者や同窓生、そして地域のみなさまの期待に応えるべく、各分野のリーダーとして活躍し社会の発展に貢献できる人材の育成を目指してまいります。全職員一丸となって取り組んでまいりますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

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 <福島県教育委員会 教職員働き方改革アクションプラン 令和6年度~令和10年度 ~みんなで 変わろう!変えよう!子どもたちの未来のために~令和6年2月21日>より抜粋

(教職員の働き方改革の必要性)

 福島県教育委員会では、第7次福島県総合教育計画を策定し、一方通行の授業を、個別最適化された学び、協働的な学び、探究的な学びへと変革していく「学びの変革」を進めています。学びの変革の実現のためには、複雑化・困難化した膨大な業務で教職員の健康が損なわれかねない状況や、授業準備や日々の研さん、研修に時間を割くことができない状況に陥っている「学校の在り方」もまた変革することが必要不可欠です。また、教職員が長時間の勤務によって、心身の健康に不安を感じながら、負担感や疲労感を抱えたまま授業等で指導をしなければならない状況は、教育の質を低下させ、子どもたちにも悪影響を及ぼすことになりかねません。

(教育行政の本気度)

 このような状況の中、令和5年8月 29 日には、文部科学大臣メッセージ「子供たちのための学校の働き方改革 できることを直ちに、一緒に」が公表されました。教育委員会も学校も、様々な課題を踏まえ、今からできることを直ちに進めなければなりません。そこで県教育委員会では、令和5年12月に、福島県義務教育諸学校等の教育職員の給与等の特別措置に関する条例(給特条例)に、教職員の時間外勤務時間の上限方針の実効性をさらに高めるため、条文を追加しました。さらに教職員の働き方を、覚悟を持って改革していくため、新たなプランは名称も含めて大きく見直しを行いました。

(みんなで 変わろう!変えよう!)

 教職員の皆さん一人一人も、働き方を根本から見直し、福島県教育委員会と市町村教育委員会、さらには教職員と保護者や地域社会が連携して、教員が本来行うべき業務に集中することができるよう「学校の在り方」を変革し、教職員が主体的に研さんを重ね、やりがいと達成感を持って働くことができる環境を実現していかなければなりません。子どもたちと教職員の Well-being(一人一人の多様な幸せおよび社会全体の幸せ)の実現のためにも、「学びの変革」と、「教職員働き方改革アクションプラン」による「学校の在り方の変革」を両輪として進めていきましょう。

 第7次福島県総合教育計画に定めた「学びの変革」の実現に向け、教職員の働き方改革の推進により、教職員が本来行うべき業務に集中することができるよう「学校の在り方の変革」を行い、教職員が主体的に研さんを重ね、やりがいと達成感を持って働くことができる持続可能な教育環境を構築するとともに、児童生徒の健やかな成長と自己実現を図ることを目的とします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(保護者及び地域のみなさまへのお願い)

 

 

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